雲の待ち人

 

 

ポツリ、言葉が出てきた

消えない迷いを指して

雲が来るのを待ってる

彼方で銃声が鳴った

 

「これが私の神様。」

言い切ってはみたのだけれど

空の唸りが凄くて
たまらず部屋に駆け込んだ
 
ただ、生まれていた 花が咲いていた
この季節が落とす影だろか?
今捕まえないと行ってしまうし、
「けど、止まれないよ。」

ちぎれ雲

守りも無しに開いた心の淵
身体ごと投げ出した
水気を吸って脹れた 悲しい白
嘘を吐く真似をした
言葉だけ そっと 滲ませて

 
雨、降らせながら 今日も追いかけた
はやく はやく 焦る気持ちだけ
この身体もずいぶん小さくなった
「もう、追いつけないよ。」

茜雲

「重なる線の向こうで待ってるから。」
少しだけ 引き寄せた
苦しくなって掴んだ
絡まる糸
気付かない振りをした
そうしてから もっと引き寄せた

孤独の砦は今日も晴れ
あなたの頬は雨