雪の街から

 

 

雪深い街の 無人の駅

色褪せてゆく虹を見た

投げやりなこの気持ちが

すっぽり収まる そんな形

 

あの人が住む街は 今頃

月がいちばん高い時

雪の降らない あたたかい街

山や海を越えた先

 

ねえ どんな顔で眠っているの

 

知らない誰かの 願いが叶う夜

あくびの拍子に何かを忘れた

 

雪深い街の 無人の駅

虹はもう 見えないほど白くなった

 

バスは行っちまった 僕を残して

空席だらけのまま

 

ねえ どんな顔で笑っているの

 

ねえ どんな顔で眠っているのでしょう