蛤のように生きてきた

 

 

誰ともいたくない

受け入れられない

渚の蜃気楼

ひとり砂の上

 

あなたが囁く

やさしい言葉は

ぼくを遠ざける

子守唄のよう

 

ざあざあ雨は堕ちてきた

浮かんで沈んだ

焼酎色の窓ガラス

片目で覗いた

 

歪な姿に育てた

両手の盾で抱きしめた

ぎゃあぎゃあ雨は堕ちてきた

 

奈落とトルコが

世界を閉ざして

七粒ばかりの

あぶくを残して

 

贅沢な食事

誰にもあげない

苦しいくらいに

ひとりで頬張り