十月迷い唄

 

 

真夏の景色を冬から守ろうと

繕い抑えても

木枯らしに吹き散らされて

 

それでもあたしには

それしかないから

落ち葉にまみれて

泣く姿が似合っていた


北風の中を惨めな歩幅で

そっと冷えてゆく夢を抱いて

る場所を探すだけ

 

あんなに浮かれて踊った夜さえ

白けさせてしまったここの風が怖くて憎い

 

あの夜と同じ陽気な音楽が

可哀想なあたしを

包むように押し潰した

 

突き刺さる風に背中を晒して

そっと強張っていく身体は

冬の枯れ枝に似てた

 

北風の中を惨めな歩幅で

そっと冷えてゆく夢を抱いて

る場所を探すだけ