デコイ

 

 

君は嘘吐きだ

君の言葉たちはいつも喧嘩ばかりしている

僕はそれがわかる

 

僕は ばかやろうのロボットに乗って

あの丘を 越えて行く

きのう君がくれたカリンを持って

あの丘を 越えて行く

 

忘れたフリだよ

下ばかり向かないで

どんな きのう でも

 

君は弱虫だ

あの時 寂しい自分の背中 囮にして

僕はそれを見てた

 

もうじき 夏だよ

下ばかり向かないで

寂しい 君 でも

 

霞んで見える動物の群れは あれはおそらく

教室で死んでいった 僕らの分身だ

吹きこぼれた泡が残した焦げ跡は

汚れというより僕らという時間の肖像だ

 

忘れたフリだよ

下ばかり向かないで

どんな きのう でも

寂しい 君 でも

 

僕は ばかやろうのロボットに乗って

あの丘を 越えて行く

きのう君がくれたカリンを持って

あの丘を 越えて行く