アジサイ

 

 

ありふれた逸脱に革命家の名をつけて

すべりこんだ館の装飾が煩すぎる

 

零れ落ちた真珠が習慣の肩を揺する

間の抜けたこの儀式 早々に泡を落とす

 

さあさあ次々剥がれてゆくよ

双眼 乱れ星

曇天やにわに降り出す予感

帰れない小細工

 

永遠の愛 想像しないで

恋のナマクラ

展開はない 今晩で最後

さらば まぼろし

 

東側の渚に代償の墓を立てる

遠い夜に紛れて国境線を越えてゆく

 

だんだん歩幅が鋭く尖る

焦燥 暴れ牛

累々重ねる言葉の屍

道理なんて皆無

 

禁断の愛 懇願しないで

宵のあけすけ

弁解はない 今晩で最後

さらば まぼろし

 

濡れた花

いつか途切れた愛の残り香

さっと降って止んだ

雨の後の匂い

 

逃げた雲に託したのは

約束の日々

ずっと持ってたなんて呆れ果てる

 

公衆便所に落とした何か

瞬間主義者の残した意味は

独占論ごと揺れた紫

パッと散った花びら

朝の憂鬱

 

I feel dry...

I feed the monster...