はなし

 

 

すこしはなしをしよう

昨日見た夢の話

雪が降る夜の海辺

君の背中を見ていた

 

すこしはなしをしよう

パジャマに着替えた後で

熱々にした牛乳に

砂糖をたくさん入れて

 

ああ 今日も

新しい風が舞い上がる

擦り減るように僕も

何も知らないまま

 

すこしはなしをしよう

悲しみがかくれるまで

 

すこしはなしをしよう

遠い昔のはなし

母の腕に抱かれて

泣いていた君のことも

あたたかなあの匂いも

 

悲しみがかくれるまで